>>>TCLボディメイキングコンセプト
TOTAL Conditioning Lab.では科学的根拠に基づく身体の特性に着目した「TCLボディメイクキングコンセプト」に基づくボディメイキングアドバイスを行っています.

TCLでは,体重,体脂肪率を減らすという単なるダイエットではなく,体重,体脂肪率を減らすことはもちろん,身体のラインを整え美しい身体を創ることを基本とする「ボディメイキング」という考え方に基づく指導を行っています.


ポイント1:BMI判定に基づくボディメイキングプログラム

BMI(Body Mass Index)とは,体重と身長の関係から算出した人間の肥満度を表す指数であり,日本肥満学会によればMBI18.5〜25が標準とされ,BMI18.5未満が「やせ」,BMI25以上が「肥満」と定義されています.BMIは身長と体重の関係によって算出された指数であるためアスリートや肉体労働が多い人等,筋肉量が多い人の肥満度判定には不適切であるといわれています.
しかしながら,一般の多くの人に対する肥満度判定には非常に有効であり,BMI判定によって適切なボディメイキングプログラムを設定することが可能となります.

■■■BMI判定別ボディメイキングプログラム■■■

BMI25以上の人に対するボディメイキングプログラム:
エアロビック(有酸素)トレーニングを中心としたボディメイキングプログラム

日本肥満学会が定める肥満度の判定基準によるとBMI25以上の人は「肥満(1度以上)」に相当するため,まずは何より体重,体脂肪率を減らすことを目的としたエアロビックトレーニングを中心としたボディメイキングを行うと効果的です.

もちろん,BMIだけでなく体脂肪率の状況を考慮する必要性がありますが,一般の人の場合,BMIが25以上であれば体脂肪率も高い傾向にあるため,殆どのケースにおいてはエアロビックトレーニングを中心としたボディメイキングプログラムが有効であると考えます.


BMI22以上BMI25未満の人に対するボディメイキングプログラム:
エアロビックトレーニングとストレングス(筋力)トレーニングを組合わせたサーキットトレーニングを中心としたボディメイキングプログラム

日本肥満学会が定める肥満度の判定基準によるとBMI22以上BMI25未満の人は「標準体重」に相当するため,基本的にダイエットは必要ないということになりますが,いわゆる「隠れ肥満」や体脂肪の部分的な蓄積による体型の乱れ等,ボディメイキングが不必要であるとはいえません.特に女性は部分的な体脂肪の蓄積が気になる方が多いのではないかと思われます.

そこで,BMI22以上25未満の人は体脂肪の蓄積状況に応じてエアロビックトレーニングとストレングストレーニングを組合わせたサーキットトレーニングを中心としたボディメイキングプログラムが有効であると考えます.


BMI22以下の人に対するボディメイキングプログラム:
ストレングストレーニングを中心としたボディメイキングプログラム

日本肥満学会が定める肥満度の判定基準によるとBMI18.5以上BMI25未満の人は「標準体重」に相当し,特にBMI22は生活習慣病リスクが最も少ないとされる基準であるため,これ以上に体重を減らす必要性はありません.しかしながら,部分的な体脂肪の蓄積が全くないという訳ではありませんので,体脂肪率の状況に応じてストレングストレーニングを中心としたボディメイキングを行う必要があるといえます.

特に女性の方は身体のラインを整えるという点においてストレングストレーニングを中心としたボディメイキングプログラムが有効であると考えます.


ポイント2:ボディメイキングプログラムに合わせた食事アドバイス

「ダイエット」と聞くと食事制限を思い浮かべる人が多いのではないかと思います.確かに糖尿病の治療を目的とした減量では食事療法としての食事制限が行われますので,「ダイエット=食事制限」という図式を思い浮かべてしまうのかもしれません.食事制限が体重の減少をもたらすことは疑いようのない事実ではありますが,食事制限だけに頼ったダイエットでは除脂肪体重が減少し,いわゆる「リバウンド」を引き起こしやすいという報告があります.

既にご説明させて頂いた通り,TCLが推奨しているのはただ単に体重を減らすという「ダイエット」ではなく,トレーニングによって美しい身体を創る「ボディメイキング」であり,体重や体脂肪率を減らすことだけを目的とした食事制限を中心とする食事アドバイスは一切実施しておりません.TCLでは,トレーニング効果を高めるという点で各ボディメイキングプログラムに合わせた食事アドバイスを実施しております.

■■■ボディメイキングプログラム別食事アドバイス■■■

エアロビックトレーニング実施時の食事について:
計画的な糖質(炭水化物)の摂取とタンパク質の摂取を!

糖質と聞くと「ダイエットの敵」であると考える人が多いと思われますが,ボディメイキングを成功させるための最大のポイントは糖質の計画的な摂取であるといっても過言ではありません.

なぜなら,糖質は脳の唯一のエネルギー源であり,糖質の摂取を制限してしまうと脳が飢餓状態であると判断し,必要以上に食欲が増してしまうといった悪影響を及ぼすことも少なくないからです.従って,ボディメイキングを成功させるためには1日に脳が消費するエネルギーをまかなうだけの糖質を摂取することが重要なポイントであるといえるのです.

特に,エアロビックトレーニング実施時に必要なエネルギーの半分(以上)は糖質からまかなわれますので,エアロビックトレーニング実施時にはトレーニング量を考慮した上で糖質の摂取量をコントロールすることが重要となります.

サーキットトレーニング実施時の食事について:
PFCバランス(タンパク質,脂質,糖質の摂取バランス)を考慮した食事を!

サーキットトレーニングはエアロビックトレーニングとストレングストレーニングを組み合わせたトレーニングですので,エアロビックトレーニング実施時に重要な栄養素となる糖質とストレングストレーニング実施時に重要な栄養素となるタンパク質をバランスよく摂取する必要があるといえます.

三大栄養素と呼ばれるタンパク質,脂質,糖質のバランスは「PFCバランス」と称されますが,理想的なPFCバランスはタンパク質:12-15%,脂質:20-25%,糖質:60-68%であるとされていますので,サーキットトレーニング実施時には,この理想的なPFCバランスを考慮した食事を摂取することが重要となります.

レジスタンストレーニング実施時の食事について:
積極的なタンパク質の摂取を!

レジスタンストレーニングは筋肉のタンパク質合成を高めるとされていますので,レジスタンストレーニング実施時には筋肉の構成成分であるタンパク質を充分に摂取することが重要となります.

レジスタンストレーニングのトレーニング量にもよりますが,レジスタンストレーニング実施時にタンパク質の摂取が不充分であると,かえって筋肉量を減らしてしまうことにもなりかねません.

また,タンパク質は摂取し過ぎても体脂肪として蓄積することはなく(但し,過剰摂取は内臓に負担をかけることになりますので注意が必要です.),ボディメイキングに欠かすことの出来ない栄養素であるといっても過言ではないほど重要な栄養素なのです.

TCLボディメイキングアドバイザープロフィール

TCLボディメイキングアドバイザー
野口克彦(Katsuhiko Noguchi)

体育学修士(筑波大学大学院)
CSCS(認定S&Cスペシャリスト)
NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)

大学卒業後某大手スポーツメーカーに7年間勤務.1998年スポーツメーカー退職後,筑波大学大学院修士課程体育研究科に進学. 持久系スポーツ時における疲労とパフォーマンスの低下に関する研究活動を行なう.2001年修士課程修了後,パーソナルトレーナー,ストレングス&コンディショニングコーチとして活動.