現在,散歩を含む歩行運動や軽体操などをもスポーツ活動として考えると,日本人の4人に1人は週1回のスポーツ活動を実践しているといわれています.
これらのスポーツ活動は,強制されたものではなく,自ら必要性を感じて行なっているものだといわれています.また,現代社会ではスポーツ活動の重要性・必要性がさまざまな形で唱えられています.
このように現代社会において,人々がスポーツ(活動)の重要性・必要性を感じ始めた背景にはいくつかの要因があると考えられます.
(1)人々の価値観の変化
最近の経済不況を背景に人々の価値観は変わりつつある状況にあります.いい換えると従来からの経済的発展・成長という考え方から,文化的発展・成長という考え方に人々の価値観が変わりつつあり,「より人間らしく生きるために」ということに人々の関心が集まりつつあります.そのような状況の中で,文化的活動としてのスポーツへの関心・期待が高まり,スポーツを通じた街づくりや高齢者・障害者スポーツの拡充等,地域とその住民が共生するスポーツ振興が求められる社会が訪れようとしています.
従って,スポーツ指導者はこのような期待に応えるべくスポーツ振興活動の中心を担う必要があるといえます.