Vol.5:安全にスポーツを行うためにPart3−心肺蘇生法2−
傷害が発生した時,その場に居合わせた人(バイスタンダー)が応急処置を正しく迅速に行なえば,傷病者の救命効果が一層向上するといわれています.

これを証明するものとして,1966年にアメリカのドリンカー博士がWHO(世界保健機構)に報告した「救命曲線」というものがあります.

この「ドリンカーの救命曲線」によれば,呼吸停止2分後に人工呼吸を始めた場合およそ90%の確率で生命を救うことが可能であるとされていますが,その確率は時間と共に低下し,3分後には75%,4分後には50%,5分後には25%,10分後にはほとんど0%になってしまうとされています.

例えば,東京都の場合,119番通報から救急車が現場に到着するまでの平均時間は5分であるとされています.この時間を先程の「生命曲線」に当てはめ考えてみると,救命の確率はおよそ25%になってしまうのです.

このようなことから,スポーツを行なう人のバイスタンダーである我々指導者が正しい心肺蘇生法を身に付けることの重要性をお分かり頂けるかと思います.

戻る>>
TOP>>

Sports Leaders net
Presented by TOTAL-Conditioning Lab.