Vol.2:動機づけのマネジメント
選手にやる気を起こさせる,すなわち,選手のモチベーションを高めることは指導者にとって重要な役割の一つです.そこで,選手のモチベーションをマネジメントするための方法についてまとめてみたいと思います.
また,この「動機づけのマネジメント」はスポーツシーンのみならずビジネスシーン(すなわち,部下の育成)においても活用できるものであると考えられます.

1) 目標遂行への関心
目標を設定し遂行していく過程で,指導者からのフィードバックが必要である.

2) 傾聴能力と共感性
選手とのコミュニケーションによって本音を聴き出し,問題点を共有化し協働して問題を解決することが重要である.

3) 成果のフィードバック
タイミングの良い成果のフィードバックが自己成長と自主性を促進させる.結果のフィードバックを行なうことによって,成果促進と相互の共感性の維持・促進への相乗効果が生まれる.完全な成果や最終結果を待つことなくステップ毎の達成を一つ一つ評価し,誉めることが継続的な動機づけへとつながる.

4) 選手育成の為の支援
選手育成の支援として最大のものは情報の提供にある.また,目標達成に向けて必要な助言を行ない,効果的に成果を目指すよう支援することも必要である.

5) 成果未達のフィードバック
目標が未達成に終わる可能性が発生した場合は,時期を失せずフィードバックを行なう必要がある.

6) その他
選手に対する指導・育成との点からは,肯定的フィードバックが有効である.期待される成果に向かっている時の結果に対する肯定的フィードバックは学習効果を促進し,動機づけをさらに強める.

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