スポーツの指導を行なう上で,その活動履歴すなわちデータを蓄積していくことは非常に重要であるといえます.
データの蓄積なしでは,新たなトレーニングをプランニングすることも出来ませんし,処方したトレーニング内容を修正することも出来ません.従って,スポーツ指導者は,データを蓄積・管理する能力・スキルを身に付ける必要があるのです.
スポーツ指導を行なう上で,蓄積すべきデータ(項目)は数多く存在します.
選手の身体的特徴などの生理学的データ,フィットネステストの結果,心理テストの結果,トレーニング処方の内容,トレーニングログ,既往症・受傷の履歴, 病気やケガに対する処置内容(処方した薬,痛み止めの注射の使用など),リハビリの状況 etc.さまざまなデータを蓄積していく必要があると考えられます.
場合によっては,全ての項目についてデータを管理する必要はありませんが,管理すべきデータ(項目)が多ければ多いほど,適切な判断が可能であることは事実です.
しかしながら,より多くのデータを管理することは容易ではありません.そこで,パソコンなどを利用しデータベースを構築するなどの工夫が必要となります.
また,複数人のスタッフ(ヘッドコーチ,ストレングスコーチ,コンディショニングコーチ,アスレチックトレーナー,ドクター etc.)が編成されている場合においては,このデータベースをスタッフ全員が閲覧できるようにしなければなりません.これには,パソコンを利用したネットワークの構築が最適であると考えられます.
このようにデータを蓄積・管理していく上で,パソコンの利用は必要不可欠であるといえます.